先輩社員

LAシステムの開発を通して感じるのは、
リアルとつながるものづくりのやりがいです。

システム開発

ソフトウェア技術開発部
アドバンスオートメーション開発室

堂脇 和憲

2003年入社

LAシステムの開発を通して感じるのは、
ものづくりのリアルなやりがいです。

SECTION 01 評価作業を自動化するシステム

私が現在所属するアドバンスオートメーション開発室では、自動車開発に使用されるLA(Laboratory Automation)システムの開発を行っています。「Laboratory」とは、自動車の開発段階でモータ、インバータ、エンジン、ドライブトレーンなど各ユニットの評価を行う専用の実験室のことです。室内には、各ユニットの評価に必要なさまざまな装置や計測器が備えられています。これらの装置や計測器をネットワーク経由で制御し、評価作業を自動化するシステムが、私たちが開発を手がけるLAシステムになります。

実験室の自動化によって得られるメリットは多岐にわたります。たとえばモータ開発の現場では従来、モータの回転数やトルクの制御、電流波形の計測、ECUパラメータの変更・調整などを手動で操作していましたが、これらをPC上のプログラムから自動的に行えば、評価作業の効率化や精度の向上を実現することができます。人手不足の解消や製品開発の効率化に貢献し、自動車技術の進化を支える仕事だといえます。

SECTION 02 TTDCへの転職を決めた理由

私が以前勤めていたのは、半導体の検査に使われるテスターを製造するメーカーです。その会社のカスタマーエンジニアとして、製品の導入やメンテナンスなどの業務に携わっていました。転職を考えるようになった理由は、「自分の力で何かをつくる仕事がしたい」という思いが強くなってきたことです。もともとクルマ好きだったことに加え、システム開発に関心を持っていた私にとって、TTDCの仕事内容はとても魅力的なものでした。

LAシステム開発の特徴は、PC上だけで動作するシステムとは違って「実際に動くもの」を対象にしていることです。私たちが開発したシステムによってエンジンやモータが動いたり、走行風を模擬した風が流れたりする。そういう場面を自分の目で見て肌で感じられることに面白さを感じます。

人の手で行われていた操作を自動化する過程ではさまざまな課題に直面しますが、当社にはチーム全体で問題を共有する風土があるため、安心して業務に取り組むことができます。みんなで解決方法を考えながら業務を進めていく文化が根付いていることも、TTDCの魅力です。

SECTION 03 お客様の課題に寄り添い、最適なソリューションを提供する

これまでに経験した業務で印象に残っているのは、お客様へのヒアリングから現地導入までの一連のプロセスを初めて自分で担当した時のことです。そのお客様はディーゼルエンジンの評価をされていたのですが、思い通りの制御ができず悩まれていました。当時の私はエンジン制御の知識がほとんどなかったため、独学で勉強しながら何度も試行錯誤を重ね、仕様を提案しました。その内容を承諾していただき、開発したシステムがようやく完成。ねらい通りの結果が生まれ、お客様から「かなり良い精度で制御できていますね」と言っていただけた時の喜びは、今でも忘れられません。「ものづくりをやっていて本当に良かった」と思いました。

評価業務とひと口に言っても、その対象や内容は多様で、お客様が抱えている課題もさまざまです。「お客様の課題に寄り添い、最適なソリューションを提供する」を正しく理解しなければ、課題解決を実現することはできません。お客様が現場で困っていることを直接お聞きし、「どうすれば解決できるか」を考え、ものづくりを通じて最適なソリューションを提供する。この一連の流れに、私の仕事のやりがいが詰まっていると思います。

SCHEDULE

7:00
出社後、メールやチャットを確認し、1日のタスクを整理します。
8:00
新規プロジェクトの実現性を検討。
今回のプロジェクトでは他社製の計測器を使用するため、通信用インターフェースについて調査を行います。
10:00
チーム内でお互いの進捗状況を確認します。
11:00
協力会社の方々とも、進捗状況や課題の有無について確認します。
12:00
社員食堂にて昼食。
13:00
打ち合わせに向けて、事前準備。
14:00
お客様とWebにて打ち合わせ。
15:00
打ち合わせで得られた情報をもとに、要件を整理します。
16:00
要件をもとに、システム構成や外部とのインターフェース、APIなどの検討を行います。
17:30
退社。