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計測シミュレーションと聞いてあなたは何を想像しますか?
最先端の技術に触れ、かつ開発に絶対不可欠な仕事。
計測シミュレーションの幅広さ・奥深さをお伝えします。
CONCEPT
計測シミュレーションの仕事とは?
私たちが見慣れているクルマという乗り物は、約3万点の部品で構成された高度な技術の集合体です。
最新の技術が搭載されたクルマができたとしても内部でどんな事象が起きているのか検証しなければ、性能を立証することはできません。
性能を立証するのが「評価」というプロセスです。
クルマがどのような動きをするのかをアナログとデジタルの両面でデータ化し、 “見える”ようにする技術はもちろん、
最近はバーチャル環境で開発されるクルマの評価においてシミュレーション技術を駆使したTTDCの技術が必要とされています。
わたしたちはカーメーカーに近い位置で必要になるであろう評価環境を予測、そして”先回り”して準備・提供します。
世界中から最先端の技術を集約し、お客様の開発を加速させる。これが計測シミュレーション事業の存在意義です。
TYPES OF WORK
計測シミュレーション事業の業務内容
TTDCの計測シミュレーション事業では、実際にどんな取り組みが行われているのでしょうか。
3つの方向性で事業内容をご紹介します。
1台のクルマには80台以上のECU(※)が搭載されており、それらが相互に連携して制御を行っています。
TTDCは複雑な制御をする全てのECUからデータを取り、どのような事象が起こっているのかを可視化します。
ECUの制御ロジックは各カーメーカーのトップシークレットです。
TTDCの技術と信頼があるからこそ、このような重要な仕事を担うことができるのです。
今後、自動運転技術や電動化の進展によって、扱うデータは複雑になっていきます。
扱う技術が高度化・複雑化しても、データを開発者にとって「確かな情報」として“見える”よう提供することが、TTDCの役割です。
※ECU:クルマの制御をつかさどるコンピュータ
なぜシミュレーション技術がクルマの開発に使われていると思いますか?
新技術の開発には膨大なコストと時間がかかります。
そこで登場したのがシミュレーション技術です。
今やシミュレーション技術なしでは開発競争力を失ってしまいます。
TTDCはシミュレーション技術を駆使してクルマの部品はもちろん人や街までバーチャル上で再現します。
例えば開発途中のエンジンをバーチャルで作ったエンジンに置き換え、ECUの先行評価をすることで、クルマの開発を加速させているのです。
クルマの開発で培ったシミュレーション技術は現在、他分野への応用も始まっています。
開発の初期段階の評価に欠かせないのがTTDC製のドライビングシミュレーターです。
シミュレーターとはいっても実際に人が乗って、乗り心地などの官能評価を行います。
世界中のサーキットやテストコース、高速道路を再現し、これまで試作車が完成しないとできなかった評価を初期段階で可能にしています。
また、開発の最終段階の評価を実車で行う際、活躍するのが自動操縦ロボットです。
テストドライバーによる評価は欠かせませんが、日によって人間の運転は変わります。また、極暑・極寒の過酷な環境でも評価をしなければいけません。
自動操縦ロボットを使えばドライバーに依存しない評価が可能です。テストコースを全く同じ周回で正確に走り、さらにどんな劣悪な環境でも評価をすることができます。
「評価の品質」を上げることで評価にかかる時間短縮に貢献しています。
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